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下呂市の次は岡崎市 中3女子が覚せい剤で逮捕

      2016/11/02

薬物事件の低年齢化が止まりません。

中3の女子生徒が覚せい剤使用で逮捕 愛知県岡崎市

昨年京都市では小学生による大麻使用というショッキングな事件が発生し、今年1月には岐阜県下呂市の女子高生が覚せい剤の所持と使用で逮捕、1週間経たずに茨城県の中学3年生が覚せい剤使用で逮捕、そして3月には京都市南区の市立中学3年が大麻売買で逮捕される事件が立て続けに発生して、若干感覚がマヒしてしまっているところがあります。それでも、やはり

中学3年生の女子生徒による覚せい剤使用

は異常な事件であり、日本の薬物問題の低年齢化は深刻なレベルに達していることを実感させられます。

愛知県岡崎市の市立中学に通う中学3年生の女子生徒(15)は、体調を崩してかかった病院での血液検査で覚せい剤の成分が検出され、病院が通報した愛知県警岡崎署によって9月29日に逮捕されました。

逮捕の容疑は、今月中旬に覚せい剤を使用した容疑の他に、自宅に0.1グラムの覚せい剤を所持していた容疑です。愛知県警岡崎署の取り調べにおいて、

「シャブを使いました。自分で使う目的で覚醒剤を持っていた。」

と容疑を認める供述をしています。同署は入手ルートの解明に向けて捜査を続けています。

下呂市で逮捕された女子高生が持っていた覚せい剤は、約3グラムで末端価格で21万円。今回逮捕された女子生徒が持っていたのは

0.1グラム(末端価格7千円)で量としては多くはありませんが、常習者では1回に使用することもあると言われますが、通常は0.1グラムとは言え、数回(3~10回)分の量になるようです。

名前 逮捕時の所持量
清原氏 0.2グラム
ASKA氏 0.439グラム
高知東生容疑者 4.0グラム

※高知東生容疑者の所持していた4グラムは突出して多く、売人をしていたのではないかという疑いもかかっているようです。

彼女が常習者ではないことを祈ります。

彼女が「シャブ」という単語を使ったらしいことで色々言われていますが、ちょっとやんちゃな中学生はワルい大人を真似て「シャブ」という単語を使ったりしますので、これは特別なことではないでしょう。「アンパン」とか「ハッパ」とかと同じ。

入手ルートの解明とこども達が薬物に手を出さない環境づくりが不可欠です

愛知県岡崎市と言えば、まず頭に浮かぶのはオカザえもん。

オカザえもん

宮士郎さんじゃないです。

因みに、派生キャラ「ワルザえもん」もいるそうです。カオス。

岡崎市は一見地味な中堅地方都市で、かつては全国一校則が厳しいとも言われた教育熱心なお土地柄。現在は、東大への現役合格者数で、公立高校のトップを争う県立岡崎高校もあり、依然教育に熱心そうな印象はあります。

ですが、岡崎市が含まれる三河地区や愛知県の東部に当たる東三河地区には、今でも根強いヤンキー文化も存在していて、大昔(30年位前)は中学時代から反社会的勢力の準構成員となる「少年ヤクザ」が少なくないとも言われていました。「三河ナンバーの車には気をつけろ」と言われたことも一度二度ではありません。(※「三河ナンバー」は新規登録では消滅)また、岡崎市は元F1パイロットの中嶋悟氏の出身地であることでも知られていますし、最近は地下格闘技の「三河幕府」も一部では有名で、大人しそうな街の印象とは裏腹に、反骨精神に溢れる気風がありそうです。(徳川家康を輩出していることから江戸と競い合う気持ちがあると聞いたこともあります。)

今回の事件について、開かれた記者会見で岡崎市教育委員会の教育監が謝罪していましたが、これがきっかけになって、昔の暗黒時代に戻らないことを祈っています。(男子は丸刈り、女子は前髪バッツリ、ジャージに白いトレパンで登下校はかなり有名)

昔のように圧政に逆戻り(人権の問題でムリだとは思いますが)したところで、地下に潜ってしまい、問題の解決には繋がりません。それどころか、余計に実態が見えなくなってしまう恐れもあります。警察による入手ルートの解明をを期待していますが、どうせトカゲの尻尾きりにあうだけで、シャブ根絶は夢のまた夢。ですが、せめて小学生、中学生、高校生が薬物に手を染めてしまうことがないように、

ダメ。ゼッタイ。

とオウムのように言い続けるだけではなく、なぜこども達が薬物に手を出してしまうのかについてこどもの目線に腰を落とした上でしっかり考えて頂きたいと思います。(僕はこどもが薬物に手を出す背景にはこどもの「うつ病」があるのではないかと思っています。)

僕が住んでいる街も、一見こどもの貧困なんて無縁のように見えていますが、こどものクラスメートを見ても苦労していそうな子が何人かいます。貧困は無くても、ネグレクトや両親の不和による板挟み、学校でのイジメ、塾での厳しい競争社会など、大人顔負けのストレスにさらされています。

将来のために、学力アップは大切かも知れませんが、心身共に健康であってこその学力アップです。今回の事件を受けて締め付けを始めるのではなく、こども達の心身の健康を促進・維持するために何をすべきかを話し合う機会にして欲しいと思います。

覚せい剤の恐怖は、道徳の時間ではなく、理科か保健体育の時間に教えるべき

覚せい剤に限らず、薬物全般について、

  • 道徳の時間
  • 全校集会

で、「悪いことです」と言っても余り意味がありません。万引きもイジメも「悪いこと」と知っていてもやる訳ですから。

どれほど恐ろしいことなのかを学び、こども特有の好奇心を満たす(摘む?)ことが効果的ではないでしょうか。

それでも手を出してしまう子もいるかも知れませんが、「こどもの知らない大人の世界」に憧れて手を出すようなケースは減らせるのではないかと思います。

体にどんな変化があり、その変化のせいでその後の人生がどう変わってしまうのか、具体的にしっかり学んだ上でも手を出してしまう子は相当減るのではないでしょうか。

いい年こいたおっさんですが、神奈川県のつくった動画を見るだけでも気持ちが悪くなってしまいます。

それから、「うつ病」についてもこども達は学ぶ必要があると思います。今の時代、こども達が日々さらされるストレスは大人顔負けのものがあります。こども達の未成熟な心、または思春期の不安定な心では、大人以上にうつ病になりやすい可能性もあります。

大人は「うつ病かも知れない」と自分で病院へ行くことも出来ますが、誰にも相談できすに、どうしたらいいのか悩むこどもの心の隙間に悪魔が入り込む恐れがあります。

薬物の危険性を説明する際には、合わせて「心のケガ・風邪」として是非「うつ病」についても学ぶ機会を持たせてあげて欲しいと思います。薬物に手を出すこどもが減るだけではなく、自殺を選んでしまうこどもも減らせる可能性があります。今回の事件を受けて、対策に悩まれている教育委員会・学校関係者は是非ご検討をお願いします。

あとがき 病院は通報するしかなかったのでしょうか

今回、女子中学生の逮捕に繋がったのは、体調不良で行った病院からの通報でした。血液検査で、覚せい剤の成分が検出されたため、病院が警察へ通報したとされています。

覚せい剤の使用を知った、またはその疑いがあると思った場合は、刑事訴訟法第239条によって

刑事訴訟法

第二百三十九条  何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。

○2  官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。

出典:刑事訴訟法

「告発をすることができる」とされています。

これは、告発をすることができるのであって、告発しなければならないという義務ではありません。

女子中学生の将来を考えると、警察を介さずに依存症の治療をさせてやることはできなかったものだろうかと少し思います。

でも、簡単に依存症を治せるとも限らず、一旦は警察に委ねて、そこから立ち直る道を進んだ方がいいかも知れず、これで良かったのかも知れないとも思ったりします。

ただ、女子中学生が行った病院が

市民病院などの公立病院

であった場合、刑事訴訟法第二百三十九条の2項で

官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。

と公務員の告発義務が規定されていますので、医師は選択の余地無しに告発、つまり警察への通報を行わなければなりません。

もしかすると、かかりつけの病院に紹介されて、市民病院へ行ってしまったのかも知れません。

ただ、市民病院へ行ったとして、なぜ血液検査で覚せい剤の成分が検出されたのかという点に疑問が残ります。

体調不良の原因を特定するために血液検査を行う場合、医師は検査項目を決めて、血液検査を行います。何も決めずに血液検査をして「覚せい剤の成分が出てしまいビックリ」なんてことにはならず、予め選択した検査項目について検査が行われますので、覚せい剤を検査項目に指定して検査を行わなければ検出はされません。

となると、かなり酷い体調不良に陥ったため、市民病院へ行ったところ、症状に薬物中毒(覚せい剤以外にも大麻や風邪薬のODとか色々)の疑いがあったため、検査項目に覚せい剤などの薬物を含め、検査を行った結果、覚せい剤の成分の反応があったということなのかも知れません。

親は「市民病院へ行かない方が良かったのかも」と悔やむ部分もあるかも知れませんが、彼女にとってこの方法がベストであったことを祈りながら、更正に導いてあげるしかありません。

あとがき 教育に熱心だと思われている学校に潜む闇

覚せい剤所持と使用で逮捕された岡崎市立中学3年生の女子生徒ですが、注射と「あぶり(アルミホイルの上などにおいて下から火であぶったものを吸引)」でも覚せい剤を使用していたことが分かり、当初の印象よりもかなり深刻な事態のようです。腕には注射の痕もあったようで、入院した病院の医師が薬物の検査を行ったのはいい判断だったと思います。

彼女が通っていた学校がどこかということがネット上で話題になっていますが、ツイッターや色々な記事を見ていると、ある教育に熱心だと地域では有名な学校ではないかと思われます。

岡崎市立竜海中学校の薬使用事件の2年前に飛び降り自殺が起きていた!? 逮捕の中3女子生徒「覚醒剤は知人の家から持ってきた」

29日、愛知・岡崎市立竜海中学校の中学3年の女子生徒が覚醒剤を使った疑いで逮捕された事件で、女子生徒が入手先について「20代の知人の男の家から持ってきた」と供述していることが、わかった。

警察によると、知人の男は別の事件で有罪判決を受け現在服役中で、女子生徒は覚醒剤を使用したのは今回が初めてではないと話しているという。

市教委によると、女子生徒は特に目立った生徒ではなかったが、中学に入学後、登校日の半分ほどしか学校に来ていないという。

出典:悪善ニュース 2016/09/30 事件

悪善ニュース

逮捕された生徒が誰であるかは公表されるべきではないですし、詮索されるべきでもありません。

ただ、学校がどこであるかについては、関係する人(岡崎市に住み、小学生のこどもを持っているような親など)は知りたいと思うでしょうし、知る権利もあるのではないかと思います。

しかし、学校が判明すれば、今度は逮捕された生徒が誰であるのかということに関心の先が向かってしまうでしょうし、在校生徒たちが不要に動揺したり、揶揄される、不適切な扱いを受けるなどの恐れもあるため、学校を公表することは難しいと言わざるを得ません。

今の時代、本当にヤバい/マズい情報はインターネットに出てこない場合も少なくありませんので、インターネットに載る形において公表はされていなくても、岡崎市内の保護者間ネットワークを伝って「どこの中学校なのか」についての情報が出回っている可能性はあります。その情報を元に、こどもの進学に合わせて引っ越しをするかどうかの判断なども可能になりますので、敢えて公表しなくてもいいのかなと思います。

岡崎市立竜海中学校である確証は全くありませんが、仮に竜海中学校ではないにも関わらず「竜海中学」を挙げてしまいたくなるモヤモヤが一部の岡崎に住むこども達に渦巻いているように感じました。

竜海中学校と言えば、全国的に有名な県立岡崎高校への合格者が一番多く、またスポーツも強く、文武両道を謳ってもいます。学区内には国立の研究所もあり、様々な知的刺激を受ける良い環境のようにも思えます。それらのことを例に挙げて竜海中学を褒め称える書き込みがある訳ですが、それと同時に

  • いじめ
  • 教師間のパワハラ
  • 不登校生徒の多さ
  • 茶髪・ピアスの生徒の放任
  • 自殺

などの問題点を指摘する書き込みもあり、二極化している印象を受けました。

岡崎市@wiki OKAZAKI 事件・事故

みんなの中学情報 愛知 竜海中学校

インターネット上の情報を読んでいる限り、その精度には限界(問題)がある訳ですが、このような書き込みがある以上は何らかの問題を抱えた学校であることには違いなさそうです。(とは言え、問題を抱えていない学校は多分無いでしょうけど)

今回逮捕された女子生徒は、20代の知人の男の家から覚せい剤を持ってきたと報じられていました。学校の外でどのように過ごすのかの責任はほぼ親(と一部本人)にありますので、学校に責任を問うことは間違いなのかも知れませんが、もし学校が優秀な生徒への指導に熱を入れ、ドロップアウトしかけた生徒を切り捨てているような指導をしているとすれば、今回の事件について学校は指導方法を改める必要があると思います。

ただ、どんなに学校が頑張ったところで生徒の全ての犯罪行為を回避できる訳でもありませんので、今回の事件を防げたかどうかは分かりません。ですが、学校と親が連携して動いていたら、防げていた可能性がある事件ではないかと個人的に思います。

部活動の重い負担、モンスターペアレントからのプレッシャー、能力が無いのに居座って威張る高齢教師など、学校の先生が置かれた環境を思うと多くを求めてはいけないのかも知れないと思います。ですが、こどもの安全や命がかかっていますので、妥協する訳にもいきません。

先生方にいい仕事を期待するのであれば、単に要求するだけではなく、先生方がいい仕事ができるような環境を作る努力をする必要もあるのではないかと思っています。できることは限られているかも知れませんが、責めるばかりではなく、どうしたら先生がいい仕事ができるようになるのかについても考えて行きたいと思っています。

 - 化学物質, 学校等, 小中高

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