安全ホイッスルのヒモがこどもの命を奪うかも
2019/06/12
最近のこどもは防犯ブザーを携帯しているので、安全ホイッスルを首から下げていない場合もあると思います。
でも、依然として手軽な安全ホイッスルを使用している子も少なくありません。
そんな安全ホイッスルですが、ヒモに安全装置はいますか?
安全ホイッスルのヒモで首吊りの恐れ
安全ホイッスルを、
- いざという時に吹いて助けを求めるため
- 犯罪者が近づくことを抑止する効果を狙うため
首から下げているこどもがいます。
小学校に入学すると、自治体やPTAなんかから贈られる安全ホイッスル。
殆どはセーフティージョイントと呼ばれる
強い力がかかると外れる装置
がヒモに付けられ、遊具などに引っかかっても首を吊る恐れがないように工夫されています。
ただ、見ていると、セーフティジョイントが付いたオリジナルのヒモを別のヒモに取り替えてしまっている子がチラホラいます。
大人用のネックストラップには、強い力がかかった時に外れるような安全機構がついていないものがありますので、取り替える際には親が注意してあげてください。
ETSUMI ネックストラップ ETM-9704 by Amazon
上の商品はコンパクトカメラに使えるネックストラップです。
カメラのついた先端部分を取り外すことができるようになっていますが、何かに引っ掛けた時に首吊りを防ぐ仕組みはありません。
HandLinker Putto ハンドリンカーネックストラップ By Amazon
上の商品は、携帯電話やスマホ用のネックストラップ。
先端だけ外した時に、落下防止のリングが付いている便利グッズですが、こちらも首吊り防止の仕組みはありません。
コンパクトカメラやスマホが落ちないように、ヒモにある程度の強度を持たせていますので、こどもが使用するのは危険が伴います。
用途が違うだけですので、メーカーにも商品にも問題はありません。
子供には必ずこども用のネックストラップを購入してください
こどもが首から笛や防犯ブザーをかける場合、ヒモやネックストラップには、必ず首吊り防止機構が付いていることを確認してください。
MEIWA キッズソフトネックストラップ NCK-BPK By Amazon
上の商品のように、ストラップの途中にジョイントがあり、それがある程度強い力がかかると外れるようになっていることが重要です。
長さ調整用のバックルの場合は、力がかかっても外れませんので、必ず確認してから購入しましょう。
商品名に「キッズ」とあれば、おおむね問題ないとは思いますが、念のため、こどもに付けさせる前には外れることを確認してあげましょう。
こども自身にも注意するように伝えてください
セーフティージョイントが付いていたとしても、引っ掛かり方によっては首吊りが起きる可能性があります。
安全に配慮されたネックストラップであっても、赤線の部分で回転遊具などの軸に巻き込まれた場合は、セーフティジョイントが機能することが出来ず、首吊りが発生してしまいます。
セーフティジョイントは決して万能ではなく、万が一の時のための保険です。
ネックストラップの危険性をこどもに伝え、
- 遊具で遊ぶ
- 自転車に乗る
- 植え込みの近くで遊ぶ
などで、ストラップが引っかかる危険性がある場合はポケットなどの中にしまうように伝えておきましょう。
それでも、こどもは忘れたり、面倒だから言うことを聞かない場合もあると思います。
セーフティジョイントはあくまでそういう場合の保険だと思ってください。
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