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注射はこどもにとって大人よりも痛いのは本当なの?

   

インフルエンザの予防接種の季節になりました。そろそろ打ち止めになる医院もありますので、打つ予定の方は早めに予約を入れた方がいいですよ。

インフルエンザの予防接種の話をし出すと、注射嫌いのこども達がそわそわし始めます。そんなこども達に対して「大人」は「注射なんて痛くないよ」って言いますが、痛みは非常に主観的なものなので、痛くないと感じる人からの「痛くないよ」は全く意味がありません。事実、年齢的には十分「大人」な僕は結構痛いと感じています。

それでも、この年令になると少しずつ痛みを感じにくくなってきているのも事実で、痛みが年齢によって変化することを実感しています。(※ただ、予防接種で使われる注射針が痛みを感じにくい最新のものを使用している可能性もあります)

また、注射の時に母親がこども(男の子)に「痛くないっ!」と言ったり叱ったりもしますが、女性と男性では痛みの感じ方には差があるので、こどもからすれば「嘘つき」と思われることになります。

こどもにとって注射は本当に痛いんです

人間の感覚器のうち、皮膚に何かが触れていることを感じるところが触覚器と呼び、感じられる場所を感覚点と呼びます。そして触覚器の中でも特に痛みを感じる(痛覚)場所を痛点と呼びます。

その痛点の数ですが、人間の場合

全身で200万~400万個

と言われています。これは成人の場合は、

1cm2当たり100~200個

になります。

これは成人の場合ですが、感覚器の数は年齢によって増えることはなく、乳幼児も成人も同じです。(※破壊などによって減少することはあります)

体の表面積が成人を100とした場合、

月齢・年齢 表面積 痛点数/単位面積
6ヶ月 20 500
1歳 24 417
3歳 35 286
7歳 50 200
10歳 66 152
12歳 81 123
成人 100 100

※成人を100としてあります。算出にはJCOGの「体表面積、Ccr計算」を利用。
単位面積当たりの痛点の数=痛みの強さ

とは単純に言い切ることはできませんが、刺激される痛点の数が多ければ痛みをより強く感じることは間違いありません。そう考えてこの表を見ると、小さなこどもが注射で泣き叫ぶ気持ちが分からないでもありません。

大人になって「なんで小さい頃は注射が痛かったんだろう?」って思う人も少なくないかも知れませんが、実際に痛かったんです。注射針が細くなると、刺激する痛点の数が減るため、痛みは小さくなるはずですが、それでも大人よりも乳幼児やこどもの方が強く痛みを感じる関係性に変わりはありません。

注射で泣き叫ぶこどもの気持ち、分かってあげてくださいね。

ただ、7~10歳位になると、大人が感じる痛みの1.5~2.0倍程度の痛みになってきますので、そろそろ我慢できても良さそうなレベルですが、それでも注射で泣いてしまったり、注射が死ぬほど嫌だったりすることには、実は深い理由があるんです。

乳幼児期の注射がトラウマのような感じになっている可能性があります

小学生になっても注射は大人よりは少し痛いかも知れませんが、泣くほどではなくなっているはずです。

それでも、注射で泣いてしまう、注射が嫌で嫌でたまらないこどもがいる原因には、3歳になる位までに受ける注射の痛みがトラウマのような感じになってしまっている可能性があります。

生後6ヶ月で成人の5倍、3歳で成人の約3倍、単位面積当たりでの痛点の数が多いため、非常に痛い思いをしたはずです。しかも、乳幼児の頃は予防接種の連続ですから、トラウマになるのも仕方ありません。

それによって、

注射=めちゃくちゃ痛い

という記憶が形成されます。

で、成長に伴って注射によって実際に感じる痛みが大幅に減っていっても、乳幼児の頃に作られた記憶によって、存在しない痛みを感じてしまったり、緊張するために注射器がスムーズに入らずに余計な痛みを感じてしまい、泣いてしまうようです。

注射の痛みを軽くする(と言われる)方法を上手く使いましょう

リラックスして筋肉の緊張を取りましょう

予防接種などの注射は筋肉に刺します。緊張して筋肉が硬くなっていると注射針を刺しにくく、すっと入らないため、痛点を刺激して、痛みが増してしまいます。

とにかく、リラックスすることが大切です。息を吐いている時の方が筋肉の緊張が和らぐと言われていますので、注射を打つタイミングで深く息を吐くのもいいかも知れません。

また、医師の許可が出れば、イヤホンで音楽を聴きながら打ってもらうのもアリかも知れません。

病院の雰囲気は非常に大切です

付き添いの大人がどう感じるかではなく、注射を打たれるこども本人がどう感じるかが重要です。こどもが好きだと感じる、リラックスできる病院を見付けることが重要です。

処置室の壁に貼られたミッキーやプーさんでは不十分です。病院の雰囲気自体がこどもをリラックスさせる場所であることが必要です。

別の場所をつねるなど、こどもにも痛みの対処方法を教えましょう

歯科治療の痛みや骨折の痛みなど、非常に大きな痛みには使えませんが、実際にはそれほど痛みが強くない注射の痛みには、自分で太ももの内側をつねるなどして、脳を勘違いさせる方法も有効です。

こども自身に太ももの内側をつねるなどさせて、実際には注射がそれほど痛い訳ではないことを実感させてあげると次第に太ももの内側をつねらずに注射を打つことができるようになるはずです。

注射する場所を強く圧迫する、つねる、冷やすなどすると痛みを感じにくくなります

注射する場所を予め強く圧迫したり、つねったりすることで、脳への痛みの伝達が弱くなるそうです。

また、冷やしておくことでも痛みを感じにくくなるそうですので、保冷剤を持参して冷やしておくのも手です。ただし、静脈注射の場合は血管が収縮してしまうため、冷やすべきではありません。冷やして良いか、予め看護師さんなどに尋ねておきましょう。

痛みの程度は個人差がありますが、我慢できない痛みでもありません

乳幼児と成人を比べると、何倍も乳幼児の方が痛みを強く感じる可能性がある訳ですが、成人であっても痛みの感じ方には、性別による違いや個人による違いがあります。

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人間の痛点の数が

全身で200万~400万個

とかなりの幅があるのもその為だと思います。もしかするともっと大きな幅があるかも知れません。

成人でも、注射の痛みをもの凄く強く感じてしまう人と余り感じない人がいるのはその為もあるでしょう。

ですが、注射針が刺激する痛点の数は多くはありません。

それによって、成人でも耐えられないほどの痛みが感じられるということは、こどもと同じように

乳幼児期のトラウマによって痛みを実際よりも遥かに強く感じている

可能性があります。

そんな方の場合は、こどもと同じように注射の痛みを軽くする(と言われる)方法を是非試してみてください。他の人よりも痛みを強く感じてしまう(痛点が多い)人であっても、こどもの頃と比べたら痛点の感覚が広くなって、痛みを感じにくくなってきているはずです。

 - 保育園・幼稚園, 健康, 学校等, 小中高, 生活, 病院, 育児

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