こどもが家の鍵を紛失しない方法
2019/06/13
昔は「鍵っ子」という単語は寂しいニュアンスがありましたが、今はこどもに鍵を持たせることに感傷的なニュアンスは薄くなりました。
それよりも防犯上の視点から、こどもに鍵を持たせることが不安だと感じるひとが多いかも知れません。ひとりで家にいる時に押し込み強盗に入られないか、鍵をどこかで落とすのではないか、などなど。
首に鍵を掛けるのは避けましょう
鍵を首に掛けるのは、良さそうな方法に思えますが、余りおすすめはできません。
- ネックストラップが引っかかったり、巻き込まれたりして、窒息事故を引き起こす恐れがあります
- 転倒した時に鍵が刺さって大ケガをする恐れがあります
- ネックストラップを掛けていることで、逆にひとりで留守番していることが分かってしまう恐れがあります
首に掛けず、ポケットに入れるのも避けた方が安全です。転倒した拍子に足(腿)に刺さる事故も起きています。
ドアノブに掛けるのも避けましょう
ダイヤル式のセーフティーボックスをドアノブに掛けるタイプのものが売られています。かなり頑丈にできていますので、壊されて鍵を盗られてしまう可能性は低いかも知れません。(それを壊すよりもピッキングをするでしょう。)
- 鍵は紛失しなくても、こどもがダイヤルロックの番号を誰かに喋ってしまう恐れがあります
- セーフティーボックスがドアノブに掛かっていることで、留守がちな家であること、こどもが留守番している家だということが分かってしまいます
わが家も導入を検討しましたが、弊害の方が大きそうで断念しました。
単純ですが、鍵をカバンに固定してしまうのが一番安心です
カバンに入れておくと紛失するからということで、首に掛けたり、ドアノブに掛けたり、色々な方法が考えられたんだと思いますが、結局カバンが一番無難で一番安全だと思います。
でも、カバンに入れるだけだと物の出し入れの拍子に落として紛失する恐れが残りますから、ここはもう固定してしまいましょう。
リール式やコイル式のキーホルダーの先に鍵を取り付け、取り付け部分はカバンのDリングや持ち手ではなく、内側のポケットなどに縫い付けてしまいます。(内ポケットにジッパーが付いていたら最高です。)
- 鍵を使用した後はカバンの内側のポケットに格納されますので紛失することはありません
- カバンの内ポケットに格納していれば、「鍵っ子」であることを知られにくくなります
安全のためにしたことで、怪我をしたり、強盗犯を引き寄せてしまうことがないよう、これからこどもに鍵を持たせる時にはカバンの内ポケット(できればジッパー付)に固定しましょう。
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