学校のエレベーターで生徒が指を切断する事故が発生しました
2019/06/13
7月7日、埼玉県の市立中学校でエレベーターを使用した生徒が指を切断する事故が発生しました。指を切断する事故と聞くとエスカレーターが思い出されますが、実はエレベーターにも隠れた危険が潜んでいました。
ドアに挟まれた靴袋の紐で指を切断
松葉杖をついた友人を介助するためにエレベーターに乗った生徒の靴袋がドアに挟まれ、指に掛けた靴袋の紐がエレベーターの下降と共に引かれて、指を切断したそうです。
靴袋の紐は弱そうに見えるのですが、思ったよりも強いみたいで事故を招きました。
同様の事故は海外でも発生しています
アメリカでは、犬の散歩に出かける時、犬をエレベーターの外に残した状態でドアを閉めてしまった男性が、エレベーターの上昇によってリードで引かれて手首を骨折する事故が起きています。
エレベーターのドアに縄跳びの縄や点滴のチューブ(病院にて)などが挟まれる事例は珍しくなく、大きな事故に繋がってしまうリスクは常に存在しています。
エレベーターのドアにはものを挟まれないように注意が必要
エレベーターが閉まりそうな時、手や足を入れて強制的に開けるひとがいます(僕も若い頃はやってました)が、危険ですね。一度ひとが挟まれてもドアが開こうとしないエレベーターがあって、慌てて開くボタンを押したことがありますが、それ以来センサーを信用しなくなりました。
今はセンサーが進化して、ひとがドアに近づくと自動で反転してドアを開けたり、紐状のものが挟まれたことを検知する能力も付いたと聞きますが、それでもそのセンサーが誤作動しない保証はありません。故障している可能性もあります。
やはり自分やこどもの安全を守るには、紐を含むものをエレベーターのドアに挟まれないように注意することが肝心です。ものは動きませんが、犬は急にエレベーターから出てしまう恐れもあります。犬を連れてエレベーターに乗る時には、極力奥まで進み、犬が外に出られないようにしてからドアを閉めると安全です。
関連記事
-
母乳神話の落とし穴 増える「くる病」に要注意
戦後の栄養状態が悪かった頃、くる病は珍しい病気ではありませんでしたが、最近また増 …
-
武器としての傘 「水平持ち」「横持ち」
とかく気分が重くなる梅雨の季節、傘を替えて気分も変えてみませんか。僕は最近ニトリ …
-
チョコレートアレルギー
バレンタインデーにチョコレートをもらえないことでチョコレートを見るのも嫌になって …
-
応急処置 こどもの髪にシラミがいた
応急処置 その1 先ずは親が落ち着いて、こどもの心のケアをしましょう。 シラミが …
-
トイレの落書きに個人情報 スパムメール
ひさびさに一瞬ドキッとするスパムメールが来ました。 公園のトイレに個人情報が書か …
-
インフルエンザ予防に簡単で最強の方法
流行が遅れた今年のインフルエンザも蓋を開けてみれば、結構猛威を振るう例年通りの流 …
-
行ってはいけない塾の見分け方
「こんな塾、入らせるんじゃなかった。だけど、高い入学金払ってしまったし。。。」 …
-
京都府立大で未成年者が部室で飲酒して死亡
京都府立大で部室で飲酒をした未成年者が死亡 12月16日夜、京都府立大学内の部室 …
-
首吊り注意 長い物には巻かれない
靴袋をエレベーターに挟まれ、指に掛けていたその紐で指を切断する痛ましい事故が学校 …
-
モンスター・ティーチャー
モンスター・ペアレントとモンスター・チルドレンのせいで影が薄い感がありますが、モ …
- PREV
- トヨタ自動車 配偶者手当の廃止
- NEXT
- 首吊り注意 長い物には巻かれない