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要注意 ダニの死骸もアレルゲン

      2015/07/24

毎日ジメジメで嫌になります。人間にとっては嫌な季節ですが、ダニにとっては快適で、彼らは今から繁殖期に入ります。そんなダニの繁殖でも「あれ、あんまりアレルギー酷くならないな」って思っていると秋に大変なことになってしまいます。

ダニアレルギーの原因はダニの糞と死骸です

「ダニアレルギー」と言っていますが、ダニ本体ではなく、ダニの糞とその死骸がアレルゲン(アレルギーの原因)になります。全てのダニの糞と死骸がアレルゲンになる訳ではなく、チリダニの仲間のヒョウヒダニ(コナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニ)の糞と死骸がアレルゲンになります。ですから、ダニアレルギーを起こさせないためには、このチリダニを何とかする必要があります。

ヒョウヒダニ(コナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニ)の特徴

ヒョウヒ(表皮)ダニは強力なタンパク質分解酵素を持っていて、床や布団に落ちたフケやアカなどの皮膚の破片を食べるダニです。人間などの血を吸うダニではありません。

共に高温・多湿を好みますが、コナヒョウダニの方が10%程低い湿度でも耐えられる力を持っています。発育に適した湿度は、

  • コナヒョウダニ:60~70%
  • ヤケヒョウダニ:75~80%

だと言われていて、湿度を50%以下に維持出来ればヤケヒョウヒダニは勿論、乾燥に強いと言われるコナヒョウヒダニでも10日ほどで脱水を起こして死滅します。

また温度が55度以上になっても死滅します。

特徴を反映させた対策

ダニが増えると糞が増え、秋になって気温湿度が下がった時には死骸の数も増えて、アレルギーのリスクが高まります。ですから、ダニアレルギー対策で重要なのは、

  • 梅雨時にでも極力増殖させない
  • 出来る限り退治する
  • 糞と死骸を取り除く

努力を継続することが重要です。

湿度を上げない

湿度が60%超え始めると爆発的に増殖していきます。梅雨時は気温も上がり、押し入れの中などは湿度も60%を超えますので、要注意です。この時期は極力押し入れに布団は片付けず、布団乾燥機や除湿器を使って、部屋と布団の湿気を取ることが重要です。

温度を上げる

温度が55℃以上になるとダニは死にます。布団乾燥機をかけると表面のダニは死にます。でも、残念なことに温度が上がらない裏側や端に逃げるダニも出ます。で、反対側を掛けるとまたその裏側や端に逃げてしまいます。掛け布団は端を丸めてマットの下に入れてやると逃げられるダニも減ります。布団乾燥機だけで完全に死滅させることは出来ませんし、仮に完全に死滅させても、部屋の他の場所から移ってきて、再び増殖をしますので、布団乾燥機は完全に死滅させることよりも、出来る限り多く殺して、布団を乾燥させることで残りのダニが増殖できないようにすることを目指します。

日光に布団を当てるのは気持ちがいいのですが、ダニは裏側へ逃げてしまって、ダニ退治の効果は持った程高くはありません。黒い袋に入れても、日光が当たった表面の温度は上がりますが、裏側は思ったようには熱くなりません。夏の自動車内は非常に熱くはなりますが、ダニを死滅させるほどではありません。

温度でダニを死滅させるには、布団クリーニングなどの業者に布団乾燥だけ依頼する方法もあります。家庭用の布団乾燥機よりも高温の熱風に全体を晒すため、ダニは死滅します。

掃除機でじっくり吸い取る

生きているダニは爪でしっかり繊維にしがみつくため、掃除機で吸った位では離れません。一部のダニが吸えるのと、死骸と糞の除去は可能です。布団片側1分以上の時間をかけて吸う必要があります。普通のゴミパックでは糞や死骸の一部をまき散らしてしまう恐れがありますので、サイクロン式かHEPAフィルターの付いた掃除機で吸うのが安心です。

掃除機のノズルが布団に貼り付いて思うように吸えない場合は、布団掃除専用のノズルがありますので、購入しましょう。高級な吸引力が変わらない唯一の掃除機も紫外線を放射する掃除機も、結局は表面のダニの死骸と糞と爪でつかまり損ねた生きたダニしか吸えません。生きているダニは爪でしがみついて離れませんので。乾燥と高温で、増殖を止めた上で一部を殺して吸い取る、これを繰り返すのが一番効果的です。(業者の処理以外で)

掃除機で吸うだけでは、表面の一部のダニと糞と死骸を除去することしかできません。必ず湿度を下げることと高温でダニを殺すことと併せて実施してください。

 ダニは死んでからが怖いです

ダニは生きている間に糞を出してアレルギーの原因になりますが、死ぬとその死骸が糞に上乗せされてアレルゲンとなって人間を苦しめます。その時差攻撃で、ダニが大増殖している梅雨から夏に掛けては気付かず、秋になって喘息やアレルギー症状を起こして後悔することになります。

ダニが大量の糞を残して死滅する秋を無事に乗り越えるには、梅雨から夏の間にこまめな対策をするのが重要です。毎日布団を乾燥させて、掃除機で吸い取るという作業を10日ほど続けるとダニは激減するはずです。

残念ながら業者による布団乾燥や布団丸洗いの他に、一回で効果がある家庭でできる方法はありません。ですが、高価な掃除機などを買わなくても秋のダニアレルギーの可能性を大幅に下げる事が可能です。毎年タオルケットをしまって毛布と掛け布団を出す秋にダニアレルギーで苦しんできたひとは是非今年はこの方法を試してみてくださいね。

ダニ駆除のモチベーションアップにどうぞ

ダニアレルギーのアレルゲンだと分かっても、10日間毎日布団を乾燥させて、片面1分かけてしっかり掃除機を掛けるのは面倒です。そんな方の背中を押してくれる動画がありました。これを見たらやらずにはいられなくなる(布団で寝られなくなる?)こと間違いなし。

コナヒョウヒダニ

ヤケヒョウヒダニ

あとがき

上で「夏の自動車内は非常に熱くはなりますが、ダニを死滅させるほどではありません。」と書きましたが、ためしてガッテンでは夏の炎天下の自動車内に布団を入れておくとダニを死滅させることができると説明がありました。ためしてガッテンが言うのであれば可能だと思いますが、場所も含めた条件次第の部分もあると思います。猛暑で40℃近くなる場合は、50℃を超える時間も長いので、ダニを死滅させることが可能になると思います。

 - 保育園・幼稚園, 健康, 学校等, 屋内, 生活, 育児

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