ブラインドのヒモ以外の事故にも注意しましょう
2019/06/12
過去記事「ブラインドの紐によるこどもの首吊りにご注意ください」で書きましたが、ブラインドのヒモによる死亡事故が後を絶たないとして、消費者庁より注意喚起がありました。
ブラインドのヒモには首吊り防止の対策をしましょう
消費者庁から注意喚起がされています。
「ブラインド等のひもの事故に気を付けて! ―平成 22 年から 26 年までに3件の死亡事故ー」
大人にはなんてこともないブラインドのヒモですが、小さなこどもには非常に危険です。
ブラインドのヒモは、サイレント・キラーです。
バタバタと遊んでいたこどもがブラインドのヒモで首を吊ると、泣いたり叫んだりすることができず、逆に静かになってしまうため、親が近くにいても異変に気付くことができない場合があります。
ベッド、ソファ、テーブル、出窓に登った際に首にかかって、飛び降りる時に首を吊ってしまう、そんな事故によって幼いこどもが命を落とす事故が後を絶ちません。平成22年から26年の間に3件の死亡事故が起きています。
ブラインドのヒモによる死亡事故を防ぐためには、
- こどもが届かない高さでクリップでまとめてしまう
- セーフティージョイント付きのブラインドに交換する
- 縦型のブラインドに交換する
- ロールスクリーンに交換する
- カーテンに交換する
などを行う必要があります。
カーテンに交換した場合、タッセル(カーテンをまとめる時に使うヒモ・ベルト)が首に巻き付く恐れがないものに交換することも重要です。
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上のようにマグネット式のタッセルに交換すると首を吊る事故も無くせます。
パーカーのヒモもフードも危険です
だいぶん減りましたが、パーカーのヒモもこどもが首を吊る事故を起こします。
こども用のパーカータイプの衣料からヒモが消えましたが、全く無くなった訳ではありませんし、お下がりでヒモの付いたパーカーをもらうこともあるかも知れません。
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そんな時はヒモを抜いてしまいましょう。
また、余り認識されていませんが、フードも危険があります。
ヒモがない/を抜いたからと安心していると、フードが引っ掛かり首を吊ってしまう恐れがあります。
ジャングルジム、滑り台、アスレチックなどで遊ぶ場合は、フードが付いた上着は脱がせておいた方が安全です。
犬のリードにも注意してあげてください
リードを付けた犬と小さなこどもを遊ばせる時は注意が必要です。
犬がこどもの周囲をグルって回ってしまうと、リードが首にかかってしまい、窒息する恐れがあります。
小型犬であっても、巻き付き方によってはこどもを窒息させることはできます。
大人の監視下で遊ばせる時はいいですが、少しでも目を離す場合は、
犬はリードで繋いだままにしないでください
うちの子が赤ちゃんだった時、風呂あがりに義母がソファに寝かせて片付けをしていると、犬(ゴールデンレトリバー)がこどもに気付かずに、ソファに飛び乗り、危うく後ろ足でこどもの顔を踏みつけるところでした。
30キロを超えている子(ゴールデンの方)だったので、後ろ足だけで立った状態でこどもの顔を踏んでいたら、眼球破裂などの大けがを起こしていた恐れがあり、未だに思い出すとゾッとします。
リードを付けていても、付けていなくても、こどもの年齢によっては事故が起きる可能性がありますので、極力親の目が離れる場合は
- 犬ケージに入れる
- こどもをベビーサークルに入れる
- こどもを高い場所(ベビーチェア)などに移す
- こどもと犬を別の部屋に分ける
などを検討ください。
事故が起きてから後悔しても遅いです。
赤ちゃんはヘアー・ターニケットにも注意してあげてください
聞き慣れない単語だと思います。
ヘアー・ターニケット(Hair Tourniquet)
髪の毛による結紮(けっさく)という意味です。
赤ちゃんが原因が分からずに泣き叫ぶ場合、これも疑ってみた方がいいと言われていることです。
- 髪の毛(親や兄弟姉妹の髪が長い場合は要注意)
- ペットの毛(長毛種は要注意)
- 糸くず
などが、指にぐるっと巻き付いて、血流を妨げてしまう状態を指します。
ひどい場合は、指などの結紮した部分より先が壊死する恐れもあります。
早めに気付いた場合は、親が除去してあげることもできますので、常に気を配ってあげてください。
長いヒモから、髪の毛まで、親は気を付けなければならないことだらけですが、それもそんなに長い間ではありません。
気付けば、こどもは手がかからない程に成長し、少し寂しく思えたりもします。
暫くの間ですので、頑張りましょうね。
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