乳幼児の外出は火傷にもご注意ください
2019/06/13
まだ5月ですが、このあたりの今日の予想最高気温は32℃。市街地は35℃位になるかも知れません。インドの熱波による被害がニュースになっていました。気温47℃。全く想像ができません。
夏の遊具や道路の表面は70℃にも
滑り台のステンレスでできた滑る部分は銀色でなんとなく冷たそうに見えてしまいます。部屋の中でステンレスを触った時のイメージなのだと思いますが、熱伝導がよい分、体温よりも低い時はひんやり感じますが、その分簡単に熱くなってしまいます。
気温が30℃を超え、直射日光が当たっていると滑り台は大人でも触れない温度になっています。おとなよりも皮膚の薄い乳幼児は酷い火傷を負う恐れがあります。また、体表面積が小さいため、火傷を負った部分の割合が大きくなり、重症化する恐れもあります。
こどもを公園で遊ばせる時には大人が注意してあげましょう。言葉が分かる年齢のこどもにはしっかり説明もしてあげると安心です。
火傷に注意をする必要があるもの
- 公園の遊具
- ベンチ
- 金属製の支柱・梁・手すり
- ベビー・チャイルドシートの金具
- 黒い車のボディー
- アスファルトの道路
火傷以外にも注意が必要です
こどもは背が低い分、道路からの輻射熱に注意しなければなりません。ひとへの輻射熱が30℃の時、犬の場合は40℃という実験結果がありましたので、こどももそれ位の輻射熱を受けていると考えられます。体が小さい上に受ける熱が大きいため、たいへん過酷な環境です。常にこどもの様子に注意しましょう。
こどもの靴底は薄いため、靴を履いていても足の裏を火傷する恐れがあります。気温が40℃を超えるような時は不要な外出を避ける方が安全です。
暑い時期、抱っこは母子ともに暑く、歩かせる機会が増えると思いますが、ただ短い時間歩くだけでも熱中症になる恐れがありますので、頻繁な水分補給とクールダウンをはさみましょう。
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