「釣れてますか」　少年二人組が釣り人を突堤から海に突き落とす

悪質ないたずらでは済まされません。

少年二人組が釣り人を海に突き落として逃走　大津川の河口

9月19日（月）午前7時5分頃、大阪府大阪府泉北郡忠岡町新浜で複数の少年が釣り人を突堤から海に突き落として逃走する事件がありました。

小学校高学年から中学生くらいの10代と見られる少年らは、

「釣れてますか？」

と男性に声をかけた後に、いきなり男性の背中を押して海に突き落としました。付近にいた別の釣り人が110番通報しました。海に突き落とされた男性は自力で岸に上がることができて、ケガはありませんでした。落とされた男性が泳げる人で本当に良かったです。

また、別の時間にも釣りをしていた中学生が同じく少年二人組によって海に突き落とされる事件も起きており、同一犯による犯行であると見られています。

大阪府警泉大津署が殺人未遂容疑で捜査しています。

階段ローションと同様に海に突き落とせば悪質ないたずらでは済まされません

先日、階段にローションをまいて通行人に骨折させた高校1年生3人が書類送検された事件がありましたが、この手の行為は

悪質ないたずら

では済まされません。

現在、大阪府警泉大津署は殺人未遂容疑で捜査していますが、殺意がないことが立証された場合は

傷害罪

ですし、もし「殺してやる」「死んでもいい」と思って突き落とした場合は、

殺人未遂

に問われることになります。

バラエティ番組でやっているから軽い気持ちでやったのかも知れません。

でも、テレビの中でやっていることは、実際には「リアルガチ」は殆ど無く、安全性について検証された上で実施されています。

そして、もっとも重要な点ですが、水に落とされる、ローション階段から落ちる、落とし穴に落ちる全ての芸人・タレントはそれを仕事として「了承」した上でやっています。

現実世界で同じことをすれば、ほとんど全てが暴行罪（以上）です。

もしこれが学校の中だったら、先生にこっぴどく叱られるだけで済むのかも知れません。

でも、学校の中が凄く特殊な世界なだけで、それは学校の外では通用しません。

そもそも学校の中でも、そのうち通用しなくなってくるはずです。

他人に対して何かをするということは、その行為に対して常に、そして必ず責任を負わなければならないということを忘れてはなりません。

突堤などで釣りをする場合もライフジャケットを着用する方が安全です

釣り船に乗る時はライフジャケットを着用するということは漸く定着してきました。

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突堤・防波堤などで釣りをする際にもライフジャケットを着用した方がいいと思います。

今まで突堤・防波堤で一人で釣りをしていて、海に落ちて溺死したケースの中に、今回のような誰かに突き落とされた事件が混じっている可能性があります。

死人に口無し

目撃者がいなければ、完全犯罪になってしまいかねないシチュエーションです。

泳ぎに自信があっても、無くても、少年も年配の方も、全ての釣り人は釣りに行く時はライフジャケットを着用する方が安全です。

海に限らず、川でも、池でも、湖でも、釣りをする時はライフジャケットを着用することをお勧めします。

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ライフジャケットは川での水遊びでも使えますので、釣りが好きなお子さんには是非買っておいてあげたいアイテムです。

犯人が補導されました

近くのコンビニエンスストアの防犯カメラ映像の解析などから、大阪府警は大阪府内に住む12・13歳の男子中学生4人を補導し、そのうち3人を児童相談所に通告しました。

警察の調べに対して、全員が容疑を認め、

「人が海に落ちる瞬間やびっくりする顔、溺れる顔を見て楽しもうと思った。」

と溺れさせることを目的として突き落としたことが分かりました。

殺意はなかったにせよ、男性会社員（56）は首や腰に全治２週間のケガを負っていますし、一歩間違えば死んでいてもおかしくない犯罪行為ですので、厳しい対応でしっかり反省してもらうことが必要です。