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刺青の代わりにボディーペイントにしませんか

      2019/06/12

ハーレーに乗っていた頃、周りは刺青・TATTOOだらけで、自分もいつかTATTOOをいれようと思ってました。実際、TATTOOスタジオを探すまでは行きましたが、どこにすればいいのか迷っているうちにハーレーというかバイクから降りてしまい、結局刺青熱も冷めてしまいました。

奥さんは刺青への拒絶反応があって、縁起担ぎの偽ボクロも許せないらしいので、もうちょっとで結婚してもらえなくなるところでした。

刺青の代わりにボディペイントで様子見

刺青を入れる人には色々な目的や理由があると思います。

こんな僕自身も入れようと思っていた位なので、入れようとする人の目的や理由は否定しません。刺青・TATTOO自体も否定しません。アートでもあるし、文化になっている場合もあります。

現実問題として社会が受け入れてくれない以上、プール、温泉、ジムのシャワーなど、一生使えないかも知れないことは覚悟する必要があります。

その覚悟ができている人は、刺青・TATTOOを入れる入れないは個人の自由だと思います。(※未成年者は自由ではないですよ)

ただ、時間が経てば、事情や気持ちも代わります。

僕はハーレーを降りただけで、気持ちが冷めましたが、もっと熱い気持ちを持っている人でも、

  • 刺青が理由でプロポーズを断られた
  • こどもが産まれて、考え方が変わった
  • こどもがプールへ一緒に行って欲しいと泣いている
  • 家族で温泉旅行に行っても自分だけ入ることができない
  • インクの種類によっては、MRI(核磁気共鳴画像法)で検査をすることができない

そんな時が来ても絶対に後悔しない自信はありますか?

2020年の東京オリンピックに向けて、国内の温泉やプールなどの施設での刺青の扱いは変わっていくと思います。きっと、より寛容になって、利用が可能な施設も増えることでしょう。

ですが、

刺青=反社会的勢力

というイメージが強い日本では根本的に考えが変わることは期待はできず、完全に

刺青=TATTOO=アート

になる可能性は低いと思います。

刺青除去施術は大きな苦痛と金銭的負担を強いられます

刺青の技術は進歩しましたが、刺青除去の技術は刺青の進歩ほど進歩していない感があります。

それには、医療界における刺青への差別があるような気もしますが、それに文句を言っても解決する訳でもありませんので、現状を我慢して受け入れるしかありません。

刺青を入れる人の増加に比例して、刺青の除去を希望する人も増えていますので、この先も少しずつ技術は向上すると思いますが、アザやホクロの除去と違って、

  • 範囲が広い
  • 色素が深くまで入っている場合がある
  • 保険が適用されない
  • 増えているとはいっても絶対数が少ないため、市場としての魅力が少ない

ため、飛躍的な技術革新は期待薄です。

そのため、

  • 痛い
  • 時間・お金がかかる
  • 痕が綺麗にならない

などの問題がついてまわります。

こどもへの愛に支えられて、頑張って除去をしても、仕上がりが非常に不自然になってしまったり、長い間炎症が残ってしまったりして、苦しんでいる人も少なくないと聞きます。

刺青は簡単に除去できる

という噂もありますが、それは都市伝説です。

そんな謳い文句で客を集めるクリニックがあるかも知れませんが、簡単に除去はできないと思ってください。

一旦入れてしまった刺青を消すには、刺青を入れる時よりも大きな苦痛と金銭的な負担がかかる可能性があることを知った上で、入れるかどうかの判断をしなければなりません。

これからは必要な時にだけボディペイントしてはどうでしょうか?

小さな柄なら、TATTOOシールもありだと思います。

今ではプリント技術にこだわり、そして柄の周囲のノリも無くして、本当のTATTOOみたいに見えるシールも安くて手に入ります。

「TATTOOシールなんて中学生用のおもちゃでしょ。」

って思っている人、一度実物を見てみる価値はありますよ。

シーンに合わせて柄を変えることは本当の刺青・TATTOOには決してできません。

ただ、シールは複雑な局面、例えば肩や肘にはシワを出さずに貼ることは難しいという欠点もあります。

そんな場合には、ボディペイントがお勧めです。

どんな場所でも描けますし、複雑な絵柄でもOKです。

プロの彫り師が施してくれるボディペイントであればクオリティは完璧。

刺青との違いは、消えてしまうこと。でも、それはメリットでもあります。

せっかくの作品が消えてしまうことは、本人にも彫り師にも寂しい部分があると思いますが、常に新しい作品を生み出すことができる喜びもあるはずです。

また、彫り師の仕事が常に確保できることで、日本の文化としての刺青も守ることができます。

 

関東にスタジオがある「H&M’s TATTOO」では映画やドラマ用のボディペイントを施術されています。

一般の方の受付もされているようですので、興味のある方は一度問い合わせてみては如何でしょうか。

※下の画像をクリックするとH&M’s上野スタジオのウェブページに移動します

H&M's上野スタジオ

 

何度かボディペイントを入れた後で検討しても遅くはないと思います。

ボディペイントが「刺青・TATTOOのニセモノ」という扱いではなく、独自のカテゴリーが出来て、入れてしまった後で苦労して除去しなければならなくなる人がいなくなりますように。

 - 健康, 安全, 生活, 育児

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