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ムコダインで重い副作用

      2019/06/12

こどもの学校で何かのウイルスによる喉風邪が流行っていて、こどもももらってきました。そして僕も。。。

ムコダイン(L-カルボシステイン)で重い副作用が出ました

発熱は無かったんですが、ノドの酷い痛みに加えて、声が全く出なくなってしまったため、大事をとってかかりつけの小児科に行きました。

かかりつけの小児科では、「風邪」をひくと、いつもムコダインが出ます。ウイルス性の風邪(急性上気道炎)に効く薬は無いので、熱を下げたり、ノドの痛みを取ったり、痰を切ったり、対処療法用の薬が出ます。その対処療法用の薬として、ムコダインが必ず出されます。

きっと先生の中では副作用の少ない、無難な薬という扱いなのだと思います。

そして、調剤薬局の薬剤師さんも「風邪ですか~?」的な軽いノリで、副作用の説明もありませんでした。

そんなムコダイン(L-カルボシステイン)で重い副作用が出ました。

  1. 服用後30分位して咳が出始め、咳は次第に酷くなっていきました。
  2. 寝れば治るかと思い、一旦布団に入りましたが、鼻の中が腫れて息がしにくいと起きてきました。
  3. 次第に唇も腫れてきて、咳は更に酷くなりました。
  4. 症状が出始めてから、1時間半程度で症状が消えて、何とか眠ることができました。

アナフィラキシーショックを起こす可能性も考えて、万が一息苦しさが出たら、救急車を呼ぶことも考えていましたが、それはせずに済みました。

久しぶりに肝を冷やしました。

ハチ刺され対策でエピペンを考えたことがありますが、今後は薬対策でエピペンを処方してもらうことを検討しないといけないかも知れません。

ムコダイン(L-カルボシステイン)の副作用

使用上の注意には、次のように書かれています。

頻度は低いと書かれていますが、重大な副作用の中に

ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、浮腫、蕁麻疹等)

と書かれていますが、服用前には確認しませんでした。

使用上の注意

慎重投与

  肝障害のある患者〔肝機能障害のある患者に投与した時、肝機能が悪化することがある。〕

  心障害のある患者〔類薬で心不全のある患者に悪影響を及ぼしたとの報告がある。〕

副作用

副作用発現状況の概要

  本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

  (頻度不明)

皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)

  皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

肝機能障害、黄疸

  AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDHの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

ショック、アナフィラキシー様症状

  ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

  頻度不明
消化器 食欲不振、下痢、腹痛、悪心、嘔吐、腹部膨満感、口渇等
過敏症 注) 発疹、湿疹、紅斑、浮腫、発熱、呼吸困難等
その他 そう痒感

注)投与を中止すること。

高齢者への投与

  一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

  妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕

出典:KEGG「医療用医薬品 : カルボシステイン」

とは言え、ムコダイン(L-カルボシステイン)に問題がある訳ではなくて、どんな薬にも重大な副作用は書かれていますし、普段軽い気持ちで服用している/させている薬に副作用「ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、浮腫、蕁麻疹等)」と書かれていることも少なくありません。

解熱・鎮痛剤として凄く便利なカロナール(アセトアミノフェン)にも

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

ショック(頻度不明),アナフィラキシー(頻度不明)

ショックやアナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

出典:KEGG「医療用医薬品 : カロナール」

と書かれています。

要はどんな薬でも、薬剤師に頼り切らず、

服用する前には、必ず副作用について確認をして、副作用の初期症状に警戒する

ことが大切だと思います。

 - 生活, 病原菌, 病院, 育児,

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