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94歳が運転するトラックにはねられ90歳が死亡 山田温泉

      2015/11/29

山田温泉で94歳が90歳をトラックではねる死亡事故

11月27日午後7時前、長野県千曲市山田温泉の市道で、94歳の男性が運転するトラックが、90歳の男性をはね、病院に搬送されましたが4時間後に死亡が確認されました。トラックを運転していた男性にケガはありませんでした。

現場は温泉街の中を通る市道で、見通しが良い直線道路で、街灯も多く、暗くはない場所です。死亡した90歳の男性が道路を渡ろうとしていたかどうかなど、長野県警が捜査を行っています。

現場の地図

現場のストリートビュー

はねられた男性が倒れていた場所は白い軽自動車の左横辺りです。

はねたトラックは手前から向こう(長野市方向)に向かって走行していたと言いますので、手前の横断歩道を渡っていた男性にぶつかり、はねられた男性が白い軽自動車の左側まで飛んだ可能性があります。

94歳の男性は元気だからトラックにも乗っていたのだと思いますが、どれほど元気であっても、注意力や反射神経が鈍ると思いますので、横断歩道を渡る男性に気付いた時は手遅れだったりした可能性があります。また、わき見をしていてノーブレーキで突っ込んだり、対向車線のヘッドライトで蒸発現象を起こして見えなかったり、色々な可能性があります。

信号機のない横断歩道は本当に危険

我が家の近くにも片側一車線の市道があります。見晴らしのいい直線道路なんですが、横断歩道で止まる車なんて5%もありません。半年位までには下校途中の女子中学生が若い女性が運転する軽自動車にはねられていました。それも横断歩道を渡っている最中でした。

誰も止まることを期待していませんが、極まれに止まってくれる時はあります。そんな時に、止まってくれたドライバーに会釈をしながら渡ろうとすると反対車線を突っ込んでくる車にはねられます。

最悪のケースでは、反対車線も止まってくれているので、安心してわたっているところを、止まっている車を追い越して行こうとするバイクに引っかけられたりします。

信号機のない横断歩道は本当に怖いです。

僕のこどもにはその辺りのことを常々話をしています。

今回のケースもそんな恐ろしい「信号機のない横断歩道」が原因かも知れません。

横断歩行者等の保護のための通行方法

信号機のない横断歩道は、仮に歩行者が待っていたとしても、殆どのドライバー・ライダーが止まらずに走り抜けます。

法律を確認すると、

(横断歩道等における歩行者等の優先)

第三十八条  車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。

2  車両等は、横断歩道等(当該車両等が通過する際に信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等により当該横断歩道等による歩行者等の横断が禁止されているものを除く。次項において同じ。)又はその手前の直前で停止している車両等がある場合において、当該停止している車両等の側方を通過してその前方に出ようとするときは、その前方に出る前に一時停止しなければならない。

3  車両等は、横断歩道等及びその手前の側端から前に三十メートル以内の道路の部分においては、第三十条第三号の規定に該当する場合のほか、その前方を進行している他の車両等(軽車両を除く。)の側方を通過してその前方に出てはならない。

(罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

出典:道路交通法 第三十八条

法律で禁止されていますし、罰則もあります。

第百十九条  次の各号のいずれかに該当する者は、三月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する。

(中略)

一の二  第七条(信号機の信号等に従う義務)、第八条(通行の禁止等)第一項又は第九条(歩行者用道路を通行する車両の義務)の規定に違反した車両等の運転者

(中略)

二  第三十条(追越しを禁止する場所)、第三十三条(踏切の通過)第一項若しくは第二項、第三十八条(横断歩道等における歩行者等の優先)、第四十二条(徐行すべき場所)又は第四十三条(指定場所における一時停止)の規定の違反となるような行為をした者

出典:道路交通法 第百十九条第一項第二号、同条第二項

ややこしいですが、ざっくり理解すると、「歩行者の利便と安全を脅かすようなことはしたら懲役か罰金」ということです。

  • 既に横断歩道を渡っている:停止(当たり前!)
  • 明らかに横断歩道を渡ろうとしている:停止
  • 渡りたいのかどうか不明だけど、横断歩道の近くにいる:徐行
  • 横断歩道の手前で停止している車両の横を通過する場合:一時停止
  • 絶対に誰も渡らないことが明らか:それでも少しは注意してそのまま走行することが可能

法律の条文は面倒だって思ってしまいますが、でもリスクを無くそうとすると条文と同じか、それ以上の注意が必要です。

歩行者を守ることは、運転するあなた自身を守ることでもあります

自動車を運転している側にすると、法律が歩行者保護に偏り過ぎていると感じるかも知れませんが、私たち自身やこどもやお年寄りが道路を歩く際に守ってくれるのが法律です。

また、自動車を運転する側が歩行者を事故に巻き込むことで、自動車を運転する側も刑事的、民事的、および行政上の責任を負います。事故の被害者の人生も事故以降で大きく変わってしまいますが、それは加害者側でも同じことです。

法律を守って安全運転をすることは、周囲の人の人生を守るだけではなく、私たち自身、自動車を運転する側の人生も守ってくれます。

今は信号機のない横断歩道で歩行者の為に止まる車は5%程度かも知れませんが、これが10%、30%と次第に増えていき、最後には100%近くになって、信号機のない横断歩道での事故が無くなることを祈っています。(信号機のある横断報道での事故も減らない現実では、妄想に近いのかも知れませんが、それでも願うことを諦めることだけはしないようにしたいと思います。それから、自分自身は必要な時に100%止まることができるドライバーであり続けます。)

 - 交通安全, 安全, 安全運転, 生活, 育児, 自動車

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